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博多がめ煮 特徴 福岡のお正月にかかせない味

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写真提供:福岡市

 

お正月やお祝い事の時には、筑前煮が出てくる事が多いですよね。

この筑前煮、地方によって呼び名が違うようで、福岡・博多では「がめ煮」と呼びます。

博多のお正月に欠かせない一品です。

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がめ煮とは

鶏肉、里芋、人参、ゴボウ、レンコン、蒟蒻などを醤油で煮込んだ博多の代表的な家庭料理です。

筑前煮と言えばわかるかと思います。

私は、小さい頃からがめ煮としか聞いた事無かったので、筑前煮と聞くと、ぴんとこないのですが(-ω-)/

 

元々はお正月やお祝いの席で出される料理だったのですが、現在では日常よく作る家庭料理で、2~3日経つと味がしみ込み、一段と美味しくなります。

人が大勢集まる時などは、必ずといっていいほど作ります。

 

写真提供:福岡市

 

福岡の醤油は甘いといわれますが、その甘い醤油で調理するので、きっと一般的な筑前煮より甘くなっていると思いますよ。

甘い方が好まれます^^

 

 

博多に、「がめる」という言葉があります。

盗む(がめる)、寄せ集める(がめくりこむ)といった意味合いで使います。

 

「姉ちゃんのペンをがめとろうが!」

(お姉ちゃんのペンを盗ったでしょう!)

「ペンをこげんがめくりこんでからどげんすると?」

(ペンをこんなに集めてどうするの?)

 

と、こんな言い方をしますが、

ここから、色々な物を寄せ集めて作るので「がめ煮」と言われるようになった説と、博多湾にたくさんいた亀を食材に用いた事から付いた説、などがあります。

博多のお正月の定番

博多雑煮がめ煮、それから欠かせない物に「ブリ」があります。

 

 

博多の年末の慣わしに「嫁御ぶり」というものがあります。

結婚して迎える初正月に、婿方から嫁側実家に、

「嫁さんぶりが素晴らしくて、良い嫁さんをありがとうございます」(良いお嫁さんですありがとうございます)

の気持ちで、寒ブリを一本届ける慣わしがあります。

このブリを雑煮に入れたり、お節に使ったりと、出世魚でもあるブリを縁起物としてふるまいます。

 

家庭で一本物のブリをさばいて、お雑煮にお刺身にと、お正月にブリは必ずありますね。

 

 

福岡は、ブリをよく食べます。

全国的に人気の「マグロ」は、あまり福岡では食べません。

マグロが嫌いということではなくて、鮮魚の流通に関係しているようで、こちらで多く水揚げされるのが、アジ、サバ、タイ、ブリ、といったところなのです。

ごまサバも、博多名物の一つですね^^

写真提供:福岡市

 

 

福岡のお正月の定番はこんな感じでして、我が家では年末年始に「水炊き」もよく食べます。

 

写真提供:福岡市

 

福岡で作る水炊きは「博多水炊き」と言われ、博多ならではの白濁した鶏ガラスープに、キャベツを入れるのが特徴ですね。

まず、スープを堪能してから、その後に具材を入れて食べます。

このスープが美味しくて美味しくて大好きです^^



博多華味鳥の水炊きセット

福岡では、鶏肉もよく食べます((´∀`))

とても美味しいのでよかったら食べてみて下さいね。


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